秘湯の魅力 北海道・東北(2)
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山形県・福島県の秘湯の紹介です。


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では、秘湯の旅へ ごゆっくりどうぞ・・・。

のページでご紹介している秘湯一覧
19. 銀山温泉 能登屋旅館 20. 姥湯温泉 桝形屋旅館
21. 滑川温泉 福島屋 22. 大平温泉 滝見屋
23. 白布温泉 東屋旅館 24. 新高湯温泉 吾妻屋旅館
25. 微温湯温泉 旅館二階堂 26. 高湯温泉 旅館ひげの家
27. 新野地温泉 相模屋 28. 幕川温泉 吉倉屋・水戸屋
29. 赤湯温泉 好山荘 30. 奥土湯温泉 川上温泉
31. 芦の牧温泉 仙峡閣 32. 湯の花温泉 旅館末廣
33. 木賊温泉 井筒屋 34. 尾瀬桧枝岐温泉 旅館ひのえまた
35. 尾瀬桧枝岐温泉 かぎや旅館 36. 玉梨八町温泉 恵比寿屋旅館
37. 二岐温泉 大丸あすなろ荘 38. 甲子温泉 旅館大黒屋
19 銀山温泉 能登屋旅館
所在地 山形県尾花沢市大字銀山新畑446
車では、
山形自動車道山形北ICから国道13・347号線経由、約40キロ、約80分
電車等では、
JR奥羽本線大石田駅から尾花沢行きバス約10分、銀山温泉行きバス乗換約40分
 銀山温泉の入口に立つと、時代の歯車が大正時代でとまってしまったような錯覚にとらわれてしまいます。川をはさんで両側に建つ旅館は、まるで昔の宿屋の舞台装置です。
 能登屋旅館は、その中ほどに、望楼のような3階建ての木造建築。なるほど文化財的な古い建物です。
 銀山温泉は、名のように銀山で栄え、寛永年間の最盛期には2万5千人もの人夫がいたそうです。温泉と銀山の町の繁栄のほどが伺えます。銀山は、川の上流10分ほどのところに廃坑の跡があります。この銀山には佐渡のような哀史がありません。政策がよかったのでしょう。人夫が集りすぎて札止めをしたこともあるとのこと。
 能登屋は、他の秘湯のように深山や渓谷の一軒宿ではありませんが、古い温泉街を保存している点では珍しい存在です。
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20 姥湯温泉 桝形屋旅館(米沢商工会議所HP内)
所在地 山形県米沢市大字大沢字姥湯1番地
車では、 東北自動車道・福島飯坂ICから国道13号線、米沢方面途中栗子経由、約33q、約75分。
電車等では、 JR奥羽本線・峠駅下車、徒歩約2時間20分。
「これこそ秘湯」と、思わず歓声がもれるほどの大自然の中の姥湯温泉の露天風呂は素晴らしい。獅子岩・姥岩・白象岩・虎岩などの奇岩のそそり立つ絶壁を見上げる豪快さは、南画の中にひたっている気分。
 三方をこの岩峰群に囲まれ、ところどころコメツガ、ブナ、アオモリトドマツ、ヒバの原生林が広がります。あちこちの岩肌から溢れ出る温泉は、或るものは渓流にそそぎ、その一つ、二つがくぼみの露天風呂に流れ込んでいます。 海抜1,300mで知った仙郷の感はひとしおです。
 17代にわたって守り続けてきた姥湯。雪がとけて人が訪ねられるようになるのは4月下旬からです。
 百聞は一見にしかず、とにかく、温泉とはこんなにすばらしいものかと感心させられるほどの、野天風呂の味です。
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21 滑川温泉(なめがわおんせん) 福島屋
所在地 山形県米沢市大沢字滑川15
車では、
東北自動車道福島飯坂ICから国道13号線経由、約45キロ、約80分
電車等では、
JR奥羽本線峠駅から送迎バス、約20分
 山形線の峠駅。 駅舎も改札もない駅からマイクロバスで約20分で滑川温泉に到着。暦が大正時代で止まっているような古風な宿屋です。宿の人は素朴そのもの。
  露天風呂には、天然の石がふんだんに使われ、湯は白濁していてほのかに青くとても神秘的。すぐそばには川が流れ、せせらぎの音が心と体を癒してくれます。
 青空の下での湯は勿論、満天の星空を眺めながらの湯もまた格別。絶景の眺めの中で、四季の移ろいを感じ取れる最高の秘湯です。

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22 大平温泉 滝見屋
所在地 山形県米沢市大字李山1801
車では、
東北自動車道福島飯坂ICから国道13・県道151号線経由、約40キロ、約130分
電車等では、
JR山形新幹線米沢駅から送迎車約1時間、下車後徒歩約20分(要予約・有料)
 米沢市の南、西大巓や藤十郎などの峰を擁する吾妻連峰の山中には車ではたどりつけない“秘湯中の秘湯”が残っています。 米沢から車で45分、そこから山道を歩いて曲がり下ること20分。谷にかかるつり橋を渡ると赤い屋根の建物が見えてきます。 周りの自然を一人占めした静かな一軒宿「滝見屋」です。
 最上川の源流にかかるつり橋に立つと、目の前には豊かな自然のパノラマが拡がって、下界の俗塵を忘れさせてくれる環境。
 この温泉は貞観2年、狩人によって発見されたと伝わり、胃腸によく効くことで有名。最上川べりで自然にとけこんだ、開放感たっぷりの渓流露天風呂の湯舟には、豊富な湯があふれています。露天風呂と異なる源泉を引いた内湯からは、名勝・火焔の滝がのぞめます。
 大平温泉は、山の湯好みにはたまらない秘湯中の秘湯で、自然と一体化しながら過ごす山の一夜は、格別です。
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23 白布温泉(しらぶおんせん) 東屋旅館
所在地 山形県米沢市大字関1537
車では、
東北自動車道福島飯坂ICから国道13・県道376・151・2号線経由、約40キロ、約80分
電車等では、
JR山形新幹線米沢駅から山形交通バス白布天元台行き約50分、白布温泉下車、徒歩約1分
 平成12年3月、類焼で全焼した東屋旅館が、木造を強調した田舎風の新館を建て再出発。焼失前はカヤぶきの2階建てで、母屋は江戸初期に建てたものといわれ文化財級でした。しかし、新築となると消防法などの規制でカヤぶき屋根の復元はならず、豊かな自然の緑につつまれて、白壁の美しい一部3階建ての湯宿に生まれ変わりました。
 また 自然に湧出する温泉には変わりはなく、木組みで、板囲いの湯ぶねがあって、その奥には、大きな木のトイから湯が滝のように流れ落ちている、いわゆるうたせ湯も復元されました。食事に関しても、旬の素材は今も変わらず、山莱を中心に自然の食材を活かし、四季折々の味が楽しめます。
 白布温泉は、米沢市内というのにまったくの別世界。美しく、豊かな自然に抱かれた郷愁たっぷりの山里です。
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24 新高湯温泉 吾妻屋旅館
所在地 山形県米沢市大字関字湯の入沢3934
車では、 東北自動車道福島飯坂ICから国道13号線〜県道2号線経由、約50キロ、約80分。
電車等では、 山形新幹線米沢駅から白布温泉行きバス、約45分終点下車。徒歩25分。
 スキー場として、また高山植物の高原として知られる天元台の真下にあるのが新高湯温泉。ロープウェーの湯元駅を右に見てブナ林の坂道を登りつめた山中の一軒宿で、明治35年の開湯。
 長年湯治場や登山の基地的存在で、家庭的なもてなしは、民家がそのまま温泉宿になったような素朴さで自分の家に戻ったような気分になれます。裏山から湧き出している単純硫黄泉は、木の樋を伝い湯だまりに落ち、そこから2つの内湯と4つの露天風呂に注がれます。
 標高1,120mの高地で春夏秋冬、四季それぞれの姿を見せる手つかずの自然を眺め、清流の音を聞きながらの湯あみは、山の湯ならではの爽快さ。露天風呂には狸が遊びに来ることもあるそうです。
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25 微温湯温泉(ぬるゆおんせん) 旅館二階堂
所在地 福島県福島市桜本字温湯11
車では、
東北自動車道福島西ICから県道126号線経由、約15キロ、約30分
電車等では、
JR東北新幹線福島駅から福島交通バス土舟行き約25分、水保下車、送迎車約30分
 福島市とはいっても、山道は途中で舗装が切れ、人家は一軒も無く、心細い思いで終点の微温湯に到着。よく見ると、吾妻小富士がすぐ上にあって、なるほどこれでは山も深いはずです。
 山の中の台地に三棟の建物が連なっていて、一番奥にあるのは明治初期のカヤ葺き、真中が明治30年、手前の建物は大正初期の建築。今ではカヤも自家栽培しなければならない時代で、台風で吹き飛んだ屋根ふきも、カヤ集めと職人さがしが大変。しかし、江戸時代からの遺産でもあり 山の一軒宿ならではの味わいをと原型に修復されたそうです。
 享保年間からわき出る湯は、眼病の名湯とされ、とくに結膜炎や白内障には良いと云われ、江戸・明治には金持ちの眼湯治で賑わい、今でも全国津々浦々から来る眼の悪い人が多いそうです。
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26 高湯温泉 旅館ひげの家
所在地 福島県福島市町庭坂字高湯15-1
車では、
東北自動車道福島西ICから県道70号線経由、約11キロ、約20分
電車等では、
JR東北新幹線福島駅から福島交通バス高湯温泉行き約40分、高湯温泉下車
 高湯街道が吾妻の山に上るころになると、小川の流れは湯気を噴き、硫黄のにおいが鼻をつきます。高湯は古くから奥州三高湯の一つとして名をはせた温泉です。
 温泉の歴史はそんなに古くないものの、お湯の泉質が秘湯的な環境をつくってしまったのかも知れません。標高は750m、夏も涼しい別天地です。
 食事は山の幸、海の幸を盛り込んだ会席料理で、女将直筆の献立が付きます。
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27 新野地温泉 相模屋
所在地 福島県福島市土湯温泉町野地2
車では、 東北自動車道・福島西ICから国道115・県道30号線経由、約28キロ、約45分。
電車等では、
JR東北新幹線・福島駅から福島交通バス、スカイライン一周行きバス、一周後、約2時間40分、新野地温泉下車。
 本館の建物は鉄筋に改装されましたが、前からある温泉小屋と露天風呂、それを結ぶ廊下は昔のままです。いつかの台風で流れてしまったのを再び復元されたそうです。それだけ秘湯への愛着を感じているということでしょう。やはり鬼面山の山肌の眺めと、吹き出す硫化水素の噴気の音と匂いが温泉らしさを抱かせます。そんなところに観光旅館と秘湯の違いを感じさせられます。
 夏はもちろん涼しい別天地ですが 秋の紅葉期は、一面に紅の樹海に早がわりする自然の中の温泉です。
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28 幕川温泉 吉倉屋・水戸屋
所在地 福島県福島市土湯温泉町幕川
車では、
東北自動車道福島西ICから国道115号線経由、約30キロ、約60分
電車等では、
JR東北新幹線福島駅から福交バス・会津バス磐梯高原行き約120分、土湯峠下車
 野地峠から細い林道を幕川の源流に沿って上ると、一面にブナやダケカンバ、落葉松の樹海の中に2軒の宿が仲良く軒を連ねています。1軒を吉倉屋、もう一つの方が水戸屋。普通宿屋というのは隣同士はなかなか上手くいかないものですが、ここは違います。二軒でお湯も半分に分け、すべてに協力し合う。というより、こんな山の奥また奥で二軒が協力しなければ、道も引けないし電気もこないのかもしれません。ここは2軒だけの天国。これほどの仙郷も、そうざらにはないのではないでしょうか。
 湯上りのほてった体を海抜1,290mの山の大気がひんやりと包んでくれます。こんなに空気がおいしいものかと感じるのも幕川ならではです。
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29 赤湯温泉 好山荘
所在地 福島県福島市土湯温泉字鷲倉1
車では、
東北自動車道福島西ICから国道115号線経由、約20キロ、約40分
電車等では、
JR東北新幹線福島駅から福島交通バス土湯温泉行き約47分、土湯温泉下車、タクシー約20分
 赤湯温泉は新野地のバス停から300mほど下った比較的明るい樹海の中にあります。東吾妻の南の斜面を一人占めにした世界。辺りはブナの原生林で、五月中旬はこの木立の中が水芭蕉とリュウキンカ一色になるという高山植物帯。庭先に水芭蕉が咲くという珍しい温泉宿です。
 温泉は裏庭に自噴する鉄分を含んだ58度の湯を無造作に引張ったものが浴室に溢れています。庭先にある露天風呂は宿の主人の手作りで如何にも野趣万点。
 標高1200mの高原の露天風呂から見る空の星も素晴らしい。
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30 奥土湯温泉 川上温泉
所在地 福島県福島市土湯温泉町字川上7
車では、 東北自動車道・福島西IC.から国道115号線経由、約12キロ、約25分。
電車等では、
JR東北新幹線福島駅から福島交通バス土湯温泉行き約45分、終点下車。下車後、徒歩約20分。
 土湯の土産物屋が軒を連ねる温泉街から1,000mほど荒川に沿って溯ると環境は一変。緑一色の山肌を前と後にした川べりに、川上温泉の一軒宿がひっそりとしたたたずまいを見せています。
 宿は木造の二階建てで、かなり古いものですが、安らぎというのは木造りがつくり出すものだということを感じることが出来ます。
 内風呂もプールのように大きく、山肌をえぐり抜いて自然石の巨岩を上手に利用した露天風呂の野趣味が何とも言えません。ここは 湯加減に苦労するほど、湯量がとても豊富な温泉です。
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31 芦の牧温泉 仙峡閣
所在地 福島県会津若松市芦ノ牧温泉
車では、
磐越自動車道会津若松ICから国道118号線経由、約20キロ。
電車等では、
会津鉄道芦ノ牧温泉駅から芦ノ牧温泉行きバス10分、終点下車。
 南会津の大川に沿った芦ノ牧温泉も、すっかり高層建築が立ち並び、観光地に衣替えしてしまった感じがします。それに元来湯量が少ないところなので、わかし湯の宿も多いらしい。
 ところが、一軒ポツンと離れて立つ仙峡閣は昔ながらの面影を残しています。福島の武徳殿を移し、宿に改造した建物は如何にも古めかしさが残ります。
 川に面した部屋の眺めは抜群で、渓谷美が手にとるよう。ここの宿だけは自噴の温泉を持ち、湯ぶねの底からもくもくと温泉がわいています。
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32 湯の花温泉(ゆのはなおんせん) 旅館末廣
所在地 福島県南会津郡南会津町湯の花240
車では、
東北自動車道西那須野塩原ICから国道400・352・県道350号線経由、約70キロ、約85分
電車等では、
会津鉄道会津高原駅から会津乗合自動車バス桧枝岐行き約40分、湯ノ花温泉下車
 奥会津の旧館岩村は、ふるさとを思い起させるようなのどかな里です。清流、湯の岐川が流れ、田園の向こうにはワラ屋根の農家が点在する風景がやさしい。
 末廣旅館は大半が平屋造りの廠舎な建物。11室の客室にしてはもったいないような建坪です。 温泉は単純泉で浴室が5つ、中でも天然の岩風呂は素晴らしい。
 村の奥には高層湿原の田代山(1,926m)があって元気な人なら2時間ほどで登れる距離。ニッコウキスゲやチングルマの咲く七月下旬がお勧めです。
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33 木賊温泉(とくさおんせん) 井筒屋
所在地 福島県南会津郡館岩村大字宮里字湯坂1988
車では、
東北自動車道西那須野塩原ICから国道400・352・県道350号線経由、約80キロ、約2時間
電車等では、
会津鉄道会津高原駅から会津乗合自動車バス桧枝岐行き約40分、松戸原下車、タクシー約20分
 交通の不便な南会津にはまだ素朴なふるさとが残っています。ワラ葺屋根の民家と 牧歌的な自然の姿が、絵に描いたように調和した美しさです。その山村風景の中にポツンと農民温泉・木賊のたたずまいがあります。西根川ぞいにひなびた宿と共同浴場が建っていて、 寒い山野に自生する植物の名が地名となったという百姓村の温泉です。
 宿の階段を川べりまで下りると、澄んだ湯が岩盤の間からふき出していて、まさに自噴の自然温泉。時おりブクブクと白い泡が吹き上がって、 肌をなでると、すべすべとして心地良い。夏には まわりの囲いや屋根をとり払い、露天風呂に早変り。石囲いの湯ぶねは、そばまで川水がひたひたと押し寄せてきます。
 蛙が鳴き、ホタルが飛び交う中で、湯につかる。まさに別天地です。
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34 尾瀬檜枝岐温泉 旅館ひのえまた
所在地 福島県南会津郡檜枝岐村
車では、
東北自動車道西那須野塩原ICから国道400・121・352号線経由、約110キロ、約150分。
電車等では、
野岩鉄道会津高原駅から会津バス尾瀬沼山峠行き約1時間45分、尾瀬御池下車乗換、会津バス小沢平行き終点下車、徒歩約60分
 檜枝岐は、昔は陸の孤島と呼ばれるほど不便な土地で、山間部のため農地が少なく、食糧確保の為に赤ん坊をまびきして人口を調整した歴史をひめています。村の中央部にある六体の稚子地蔵はその霊を慰めるために享保年間に建立したものです。従って食糧も粟やそばが主食で、現在でも有名な「裁ちそば」はその名残りです。ウドン粉も買えない家々では、そば粉に熱湯をかけノリを出してつなぐ方法をあみ出し、伸ばしたものを折ると切れて、包丁で縦に裁ったことからこの名がつけられています。そば粉を原料にした「みそうず」「はっとう」といったそば餅 でんがくが珍しい。
 檜枝岐温泉は昭和49年に発掘に成功した比較的新しい、アルカリ性単純温泉です。
 ここからは沼山峠が近く、そこから一時間で尾瀬沼に歩けるので尾瀬歩きの泊り場所としてはうってつけの宿です。
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35 尾瀬檜枝岐温泉 かぎや旅館
所在地 福島県南会津郡檜枝岐村
車では、
東北自動車道西那須野塩原ICから国道400・121・352号線経由、約110キロ、約150分。
電車等では、
野岩鉄道会津高原駅から会津バス尾瀬沼山峠行き約1時間45分、尾瀬御池下車乗換、会津バス小沢平行き終点下車、徒歩約60分
 昭和45年くらい迄は村の入口付近の耕地のあちこちに小さな出作り小屋が建っていました、本村の人たちが、6kmの往復の時間を惜しんで、その小屋に泊って農作業を行っていたそうです。ソバ、アワ、ヒエが常食で、そのソバの伝統が今も生きているのが檜枝岐の「裁ちソバ」でです。ソバが作れないと嫁に行けないと昔から言われている程です。
 なるほどソバ粉100%の「手打ちソバ」の味は檜枝岐独特のもの。ソバ粉ともち米で作った「はっとう」も珍しくておいしい。「ソバのてんぷら」(要予約)に至ってはまさに絶品、かぎやの風味といえるでしょう。
 かぎやは廊下に板を張った昔の造りで、温泉も総檜のお風呂です。
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36 玉梨八町温泉 恵比寿屋旅館
所在地 福島県大沼郡金山町大字玉梨字横井戸2786-1
車では、
常磐自動車道会津坂下ICから国道252号から国道400号を経由、約45キロ、約50分。
電車等では、
JR只見線・会津川口駅から大芦行きバス約15分。湯元下車、またはタクシー約10分。
 只見線の会津川口から野尻川を溯ること5km、橋のたもとに玉梨八町温泉の恵比寿屋があります。何とも長い温泉名だと思ったら、元々昭和44年の洪水までは玉梨温泉と八町温泉の2ヵ所に分れていて、後に2カ所の源泉を旅館の下の共同湯に引張り込んだので2つ一緒の名前にしたそうです。
 恵比寿屋は、部屋数が18のこじんまりした家庭的な宿で、内風呂は玉梨側の源泉です。屋外には、木をくりぬいた臼のような露天風呂もあります。
 ここは山また山の奥会津の秘境。春は周辺の山で採れる山菜をふんだんに使った「薬膳山菜づくし膳」など、季節の山の幸や、奥会津の郷土料理が食膳に並びます。渓流の音を聞きながらの夕食は、奥会津にいるんだと言うことを噛みしめるかのような味です。
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37 ニ岐温泉(ふたまたおんせん) 大丸あすなろ荘
所在地 福島県岩瀬郡天栄村湯本二岐温泉
車では、

東北自動車道 白河IC.から国道4号線 県道白河羽鳥線 国道118号線 県道経由、約40キロ、約50分。

電車等では、
JR東北本線須賀川駅から二岐温泉行きバス約2時間、終点下車。徒歩。
 秘湯といえば、長野と東北が多くありますが それだけ不便で山が深いということでしょうか。二岐温泉もご多聞にもれず南会津の山の奥にひそんでいます。
 1時間の山道の旅が、少しづつ都会から遠ざかり、自然の中へ近づけてくれたのだと思います。勿論、そう便利なところに秘湯などあろうはずがありませんが。
 ここの川べりの露天風呂は素晴らしい。ほんとうの温泉らしい安らぎがわいてきます。二岐山の緑と清流に染まる露天風呂に胸のふくらむ思いです。
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38 甲子温泉(かしおんせん) 旅館大黒屋
所在地 福島県西白河郡西郷村大字真船寺平1
車では、
東北自動車道白河ICから国道289号線利用、約22キロ、約45分
電車等では、
JR東北新幹線新白河駅から福島交通バス新甲子温泉行き約40分、終点下車、徒歩約1時間
 湯小屋は谷底の渓流沿いに建っています。自然の岩盤を湯ぶねにし、その上に木組をのせた荒けずりでとてつもなく大きな風呂。それがまた山のいで湯の落着きと味を出しています。渓谷の上を見上げると白河藩主、松平定信公がしばしば泊まられた勝花亭が望めます。
 湯ぶねの真中にどっしりと腰をすえた「子宝石」が黒びかりがするほど光っていて、その岩に腰をかけたり、よくなでていくと、子宝に恵まれると言われています。
 先々代の山師が山の材木と一緒に押しつけられたという温泉も、今は阿武隈源流の渓谷美を歩きながら賞で、自然のままの温泉に入りたいという都会人で賑わう。もちろん一軒宿です。
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